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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

CA州の給与情報の開示

遂にカリフォルニア州でも施行されることが決定した。

9月27日にニューサム州知事がSB1162に署名をしたことで、企業では求職者と既存の従業員に対して給与情報を公開することが義務付けられる。


2023年1月から施行されるこの州法は、Pay Transparency(給与の透明性)を強化することが目的である。


求職者が応募をするポジションの給与体系の開示を企業に要求することに加えて、既存の従業員も現在のポジションでの給与体系の開示を要求することが可能となる。


15人以上の従業員を抱える雇用主は、求人広告にそのポジションの給与水準を記載する義務がある。さらに、自社ではなくて第3者を利用しての求人であった場合でも、同様の情報を提供しなければいけない。


企業はカリフォルニア州労働委員会が賃金の不一致を判断できるように、各従業員の職種と賃金の履歴を雇用期間に加え雇用終了後3年間記録を維持する義務も発生する。


同様の州法はカリフォルニア州以外にも10州で既に施行されている。

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