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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

転職で減給

2021年には統計史上最多となる4,740万人もの労働者が自主的に退職をし、これがまさにGreat Resignation(大辞職時代)と呼ばれる所以である。

自宅にいることが多くなったことで、労働者が自分のキャリア、人生等をより深く考える機会が増えたことにより、企業理念に関心や共感できる企業への転職をする人が増加した。


同時にリモートワークという働き方が定着したことで、多くの労働者がリモートワークの提供含め、よりフレキシブルに働ける環境を求める状況となっている。


そのような中、2021年に転職をした労働者の約27%が前職よりも少ない賃金で転職をしたという調査結果がある。平均的な減給額は8千ドルであるが、より多くの減給を受け入れたケースも多い。


より良い環境の職場への転職と一言で言われるが、「良い環境」というのは個人によって異なる。このデータは報酬や福利厚生にフォーカスをしている求職者だけではないということが分かる調査結果なのではないか。

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