現在の超売り手市場の雇用マーケットであるが、色々な見方が存在する。
それをチャンスととるか、リスクと考えるか。
単純に報酬・給与額のみの観点から調査をすると、転職をした労働者の方がより良い給与である場合が多い。
報酬データを提供するLaborIQ社の調査によると、この数カ月間で転職をした労働者の給与は、既に以前から同業種・同職種で働いていた労働者の給与の中央値よりも7%も高い報酬を得ているようである。
またエンジニアや金融系等のより多い需要がある職種では、その差は10%以上にも及ぶようである。
マイクロソフト社のように資金が潤沢な企業では、給与関連の予算を2倍にして今年の夏以降、大幅な昇給を実施しようという計画があるものの、多くの企業でそのような対応を行うことは難しい。
企業側からすると、従業員の給与設定については、一時的なインフレ対策に加え、中・長期的な視点から戦略を策定することも引き続き重要である。
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