カリフォルニア州は2016年に全米で初めて州の政策として最低賃金(時給)を15ドルまで上昇することを決定し、2022年時点では従業員数26名以上の企業の最低賃金は15ドルとなっている。
25名以下の企業は2022年は14ドルであるが、2023年1月に15ドルまで上昇することが決定している。
15ドルまで上昇することで最低賃金の上昇が終了するかというとそのようなことはなく、以降は物価上昇率を基に毎年調整を行うということが発表されている。
ちなみにロサンゼルス市は2022年7月1日から最低賃金は16.04ドルになることが発表された。
このような状況の中、2025年までに州の最低賃金を18ドルまで上昇させようという動きが出てきているようである。
カリフォルニア州の各都市での生活費(全米平均との比較)は以下となっている。
都市 | 生活費 |
アナハイム | +32.6% |
バークレー | +56.8% |
ロングビーチ | +27.8% |
ロサンゼルス | +41.1% |
サクラメント | +7.4% |
サンディエゴ | +35% |
サンフランシスコ | +86.1% |
2025年までに18ドルとなるかどうかはこれから議論されるところであるが、最低賃金が毎年上昇することになるのは間違いない。
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