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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

7月1日からStandard Mileage Rateが変更

従業員が業務上で自家用車を使用する際に、どのような方法で払い戻しをするのが適切なのか。

IRSのStandard Mileage Ratesという指標がある。


毎年度末にIRSが発表をするレートで、事業・慈善・医療関連の移動を目的として自動車を運転した際に適用され、納税者が走行距離(マイル数)あたりで税控除が出来る金額である。


業務上で自家用車を使用した従業員に対して、企業はこの金額を提供することで自動車使用に際してかかった諸経費を払い戻したとみなされる。


Standard Mileage Rateにはガソリン代、オイル交換用、タイヤ代、整備・修理費などの車両自体にかかる変動費と、保険料、レジストレーション費用、減価償却費、リース料などの固定費が含まれている。


IRSは通常このStandard Mileage Rateを年末に発表をして、翌年1年間通年で同じレートが適用される。


2022年は高インフレ率、ガソリン代の高騰という点から、IRSはこのStandard Mileage Rateを7月から4セント上昇、62.5セントにすることを発表した。


以下、過去のStandard Mileage Rateの推移である。


ビジネス目的

チャリティー目的

医療目的

2011年1月

51セント

14セント

19セント

2011年7月

55.5セント

14セント

23.5セント

2012年

55.5セント

14セント

23セント

2013年

56.5セント

14セント

24セント

2014年

56セント

14セント

23.5セント

2015年

57.5セント

14セント

23セント

2016年

54セント

14セント

19セント

2017年

53.5セント

14セント

17セント

2018年

54.5セント

14セント

18セント

2019年

58セント

14セント

20セント

2020年

57.5セント

14セント

17セント

2021年

56セント

14セント

16セント

2022年1月

58.5セント

14セント

18セント

2023年7月

62.5セント

14セント

22セント

年の途中でStandard Mileage Rateが変更されるのは、2011年以来で11年ぶりのことである。


またこの表を見ても分かるが、Standard Mileage Rateは毎年必ず上昇をするものではなく、減少する場合もある。


Standard Mileage Rateを使用している企業も多いかと思う。


7月1日から新たな金額を適用することを忘れずに!


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