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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

労働力不足解消にH-2Bビザの追加

バイデン政権が非常に稀な措置をとることを発表した。

今回の措置はH-2Bビザの承認を追加で2万件行うという措置となる。H-2Bビザはスポンサーとなる米国企業において一時的に発生をする追加の業務ニーズに対して期間限定で適用されるビザであり、年間6万6,000件が発行されるビザである。今回の措置によりH-2Bビザの年間発行件数は8万6,000件となる。


Department of Homeland Security(DHS:国土安全保障省)とDepartment of Labor(DOL:米国労働省)が共同で行う取り組みである。


今回の措置は現在の労働力不足の解消が多少なりとも軽減がされることが目的であるが、2万件では大きなインパクトには繋がらないであろうと予測される。しかしながら、このような措置が発表されたことから、現状の労働力不足が相当厳しい状況であることが再認識することが可能である。


ビザ発給件数は限られているものの、ホテルやレストラン、小売業等、特に人材が不足している業界にとっては、労働力が多少増加することは喜ばしいことではあるのではないだろうか。

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