まだまだタイトな雇用マーケットであることには変わりは無いが、COVID-19以降継続していた雇用市場の回復時期は過ぎたのかもしれない。
先日発表された6月4日までの新規失業保険申請件数は、予想21万件を大きく上回り22万9,000件であった。
この件数は今年1月中旬以来の高水準となっている。
6月4日までの1週間には連邦祝日であるメモリアル・デーが含まれており、例年であれば通常週よりも低い水準となる場合が多い1週間である。
興味深いのは、先週発表された5月の雇用統計は予想よりも高い39万人増となった翌週の結果という所である。
雇用が増加=新規失業保険申請件数も増加という構図になる。
IT企業で雇用の一時停止措置が取られているということが話題の昨今であるが、失業保険申請件数は雇用マーケットのトレンドを知る上で、引き続き参考になる指標である。
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