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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

ワクチンの配布と接種状況

連邦政府当局では12月末までに2,000万人が予防接種を受ける事を目標としていた。

当初の予定よりもかなり少ない1,400万ドースが全米に出荷されているという報告に加え、CDCの調査によると、現時点では280万人のみが予防接種を受けたようである。


各州によって配布されたワクチンが投与をされた数にも大きな違いがある。


サウスダコタ州では48%、ウエストバージニア州が38%、対照的にカンザス州では11%未満、ジョージア州では14%未満となっている。


またそもそもの出荷スケジュール、運送でかなり遅延が生じているようである。


運送状況での遅延と同時に、各州で接種の優先順位が定まっていないことで既に配布されているワクチンがまだ投与されていないという状況が、さらなる遅延を招いているようである。


長期療養施設関連者への提供に関しては、優先順位が高い州が多いとされているものの、未だ配布されたワクチンの8%ほど、200万人未満のみに投与されたようである。


なお、ホリデーシーズンにかかっているため、各施設では人員を減らしての運営を行っているという点も忘れてはならない。


そして病院や介護施設で就労をしている医療従事者にも、ワクチン接種を拒否している労働者が数多くいるようである。


カリフォルニア州リバーサイドで働く医療従事者ではなんと50%がワクチンの拒否をしているというリバーサイド公衆衛生局長のSaruwatari氏はロサンゼルス・タイムス紙に語っている。


Per Research Centerの調査結果によると、5人に1人、約20%のアメリカ人がワクチンを拒否する考えを変えないであろうとされており、また最初にワクチン接種を受ける62%から不安を感じているという回答があったようである。


NBCニュースでは今現在のワクチンの運送、接種ペースでは全国民が摂取するまで10年かかると発表された。


配送の問題、接種の拒否の問題、優先順位の問題とまだまだワクチンが行き渡るまでには越えなければいけないハードルが複数ある。


以下、CDCのワクチンの配送状況等が確認出来るサイトがある。


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