9月の飲食業の売り上げ高は前月(8月)対比で2.1%の増加となった。
平時であれば大幅な増加率であるものの、この数値は経済が再開されて以降もっとも低い数値であり、7月、8月の増加率の約半分ほどである。ちなみに8月の売上は4.3%増であった。
増加率は鈍化しているものの、増加傾向にあるということが現状である。しかしCOVID-19以前、2月の水準を未だ約100億ドル(約15%)ほど下回っている。
飲食業での売り上げ率は鈍化しているものの、個人消費は回復しつつある。小売業の売上高は1.9%増となり、6月以降で最も高い数値となった。
8月の時点で飲食業界の売上の増加は主要カテゴリーの中で最大であったが、9月の2.1%増という値は衣料品(11%増)、スポーツ用品(5.7%増)、自動車販売(4%増)を大きく下回った。
飲食業における3月から9月の半年の売上は予想売上より1,600億ドルほど低い値となっている。宿泊施設、芸術/娯楽/レクリエーション、教育、ヘルスケア、小売に付随して発生する外食支出が大幅に減少していることを加味すると、この7ヶ月間の外食・外食産業の売上の減少額は合計で2,000億ドルを超えた可能性が高い。
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