昨日のブログで2021年11月の退職者が450万人となり、記録的な数値であったということをお伝えしたが、なぜ労働者は辞職をしてしまうのか。
Great Resignation(大辞職)は、様々な要因が重なっているがCOVID-19の影響で始まっている。
US Bureau of Labor Statistics(BLS:米国労働統計局)が2021年12月に失業者約1億人を対象になぜ就業をしていないのかを調査した結果がある。
約300万人(3%):COVID-19の影響、病気の家族の世話や看病
約500万人(5%):学校や保育園に行っていない子供のケア
約250万人(2.5%):COVID-19感染への不安
特に最後のCOVID-19感染への不安がレジャー・ホスピタリティ業界、小売業やエンタメ業等の不特定多数の人と接する業種での退職が多い理由と考えられる。
オミクロン株の感染拡大が報じられているが、普通に生活をしていると、感染拡大の影響を受けているとは思えないほど外出をしている人も多い。よってCOVID-19への感染を不安に思っている方が少ないように感じるが、調査結果からは、感染への不安を抱えている人が少なからずいることが見て取れる。
また約480万人が現状では仕事をしたくないと回答している。
昨年末にスターバック社のバッファロー支店で初めて労働組合(ユニオン)が結成されたことが話題となったが、ケロッグ社含め1万人規模のストライキが行われていたりと、特に肉体を使う仕事や、賃金が低い業種に就く労働者からの発言が目立つ。
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