世界32か国で390のイケアを展開するイングカグループは、グローバル店舗の多くで面接時に給与履歴を聞くことを中止した。
このポリシーは9月1日から実行されている。
背景には3つの理由がある。
① 過去や現状の給与額とは関係無く、イングカグループでの業務の価値に応じた給与額を提供することによる公平性の確保
② 同一賃金の提供により、社会的弱者とされる労働者への差別を防止
③ 給与格差の防止
先日のアメリカ人事系YouTubeチャンネル「給与履歴照会」でもお伝えしたが、米国でも多くの州や都市で給与履歴を聞くことが違法となってきており、この流れは世界的なものになっているようである。
アマゾン社、フェイスブック社、グーグル社では既に現地(各国)の法律に関わらず、この慣行を採用している。
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