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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

Mixed Earner Unemployment Compensation(複数収入源の労働者用失業保険)

Department of Labor (米国労働省)は自営業や契約ベース(1099)およびに従業員(W-2)として業務を行っていた労働者に対して300ドルの追加失業保険に、さらにMixed Earner Unemployment Compensation(MEUC:複数の収入源のある労働者用失業保険)という名称で100ドルの失業保険を提供するガイダンスを発表した。

MEUCは昨年12月27日に施行開始した9千億ドルからなる救済パッケージに含まれている失業保険の一部であり、複数の収入源を持つ労働者を支援することが目的である。


特に芸術やエンターテイメント分野の労働者支援を目的とするこの失業保険は、個人でミュージシャンとして労働(1099)する一方、レストランでの業務(W-2)を行う労働者がCOVID-19の影響により職を失った際に、本来であれば失業保険が受給されるのはレストランでの業務分(W-2)のみとなるところを1099として得ていた所得分も受給できるようになる。


複数の収入源を持つ労働者のみが対象であるため、W-2での収入の無い自営業者やギグワーカーは対象外となる。


対象者は州から失業保険を1ドル以上給付されており、2019年に5,000ドル以上1099での収入を得ている労働者となり、対象者は20年12月27日から21年3月14日までの11週間に州からの失業保険、追加失業保険の300ドルに加えMEUCの100ドルの支払いがされることとなるが、各州の失業保険給付機関がMEUCを給付することを選択、同意をする必要がある。


現時点でアイダホ、ミシシッピ、サウスダコタ以外の州はこの給付に同意をしている。


また同意をしているほとんどの州でも実際に給付がされるまでには、まだ数週間かかる可能性があるようだ。


各州は近日中に、労働者が受給資格を証明するために必要な書類について発表する予定である。

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