The Congressional Budget Office(CBO:米議会予算局)は、GDP成長率が急速に回復するという見解を示して米国経済の見通しを上方修正した。
CBOによるとGDPは2021年半ばにはCOVID-19前の規模に戻り、労働力人口は2022年にはCOVID-19前の水準に回復すると予測されている。
なお、この予測においてはバイデン政権が検討している1.9兆ドルの新たな経済救済策を考慮しない前提である。
CBOは失業率は2021年には今の6.7%から5.3%と改善され、2024年から2025年の間にはさらに改善され4%ほどになるという見解を示している。
以下、CBOの米国経済の見通しである:
GDP成長率は今後5年間で2.6%
2023年以降のインフレ率は2%に上昇
2021年には米国の平均失業率は5.3%に改善(20年12月は6.7%)
2024年から2025年の間には失業率は4%までに回復
CBOは景気後退が予想ほど深刻では無く(一部食品サービスなどの特定の産業は依然として苦戦)、回復の第一段階がより迅速に行われたことから予想の上方修正を行ったと伝えている。
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