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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

給与を日割りで算出する方法とは

どんな状況でも最終給与は、従業員が既に「取得」している金額。どうしたら日割り計算が出来るのでしょうか?


今回は、給与の日割りを計算する方法をお伝えしたい。シンプルな事なんだけど、色々な方法があったりするので一番シンプルな方法を覚えてもらえたら。


傷病休暇(Paid Sick Leave)について、CA州を含む提供を義務付けている州では退職時の買い取りが義務付けられている有給休暇(Vacation)も1か月単位や1週間単位で支払う事はほぼ無くて。


基本的には数時間や1日単位での支払いをしているのでは!?時間給で給与を支払っているノンエグゼンプト従業員の場合は、計算をするのは何も難しい事は無いし、考えなくても単純に「時間給x使用時間数(未使用時間数)」という方法で問題無いのは言うまでもなく。


さて、それでは果たして月給や年俸で支払いがされているエグゼンプト従業員の場合はどうやって計算すれば良いのだろうか、というのが今回のコラムの議題。


とてもシンプルなのだが、覚えておくと便利なのは間違い無いのでご参考にしてほしい。例として1日8時間、1週間40時間という就労時間が基本となっている企業の場合を想定しての計算方法とさせてもらう。


日割りを算出する上で、まず覚えてほしいのは1年間の総労働時間数。1年は365日、52週間で成り立っている。但し、月によって30日の日もあれば、31日の日もあるし、うるう年もあるし。。。という事で、考え出すとちょっと混乱してしまうのだが、基本的な1年間の就労時間数は「1日8時間x5日間x52週間=2,080時間」という数字を用いる事が一般的(1日7時間の就労時間の企業の場合は、7時間x5日間x52週間=1,820時間)。


ここまででお分かりの通り、エグゼンプト従業員の年俸を2,080時間で割る事によって時給が算出される。時給が算出されれば、後はノンエグゼンプト従業員同様、傷病休暇や有給休暇の時間数を用いて計算する事で1日単位での支払い金額が計算できる。


この計算方法は「基本給の年俸のみ」で算出するもので、基本給以外の賞与やコミッション等々の金額は含まずに計算するのが一般的である。ちょっとした時に覚えておくと便利な計算方法という事で。

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