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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

ワクチンの追加接種

米国保険当局が今週中にも、ワクチンの追加接種を推奨する見込みであるという。

この追加接種は2回目の接種から8か月後に受けることが推奨されており、ワクチンを2回接種している人であっても、今後も定期的なワクチン接種が必要とされることを意味する。


追加接種はブースターショットと呼ばれ、以下2つの懸念への対応を目的としている。


◦ デルタ株のような感染力の高い変異種

◦ ワクチン効果の低下


以前から言われていたように、今後はインフルエンザの予防接種と同様、毎年1回接種が推奨されるような状況になるのかもしれない。


現在、追加接種は感染リスクが高い人に限定して推奨され始めているが、今後は接種対象者を徐々に拡大していくことが見込まれる。


また3回目の接種が推奨されることで、ワクチンの効果に疑念を抱き接種を躊躇している人がさらに(ワクチンに対して)懐疑的になることが、最大の懸念点とされている。


ワクチン接種者が増加しているものの、ワクチン自体はまだ緊急使用許可のもとで使用が認められており、今後正式に承認されてから、より幅広く3回目の接種が推奨されるようである。


Centers for Disease Control and Prevention(CDC: 米国疾病管理予防センター)の発表によると、現時点で1億9,800万人(ワクチン接種対象者の70%)が少なくても1回のワクチン接種をしており、12歳以上では約60%がワクチン接種を完了している。

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