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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

アマゾン社の給与調整

9月7日に「Walmart社が1ドル昇給」というブログ記事を記載したが、アマゾン社は人員不足対策として給与額を引き上げるという。

先日アマゾン社は全米の75万人の従業員の学費を負担するという発表をしたばかりである。


今回の対象者はフルフィルメントと輸送関連で新規雇用をする12万5,000人となり、平均時給を18ドルまで引き上げるという方針のようである。


2021年は特に巨大企業は何回も賃金値上げを行っているが、アマゾン社も例外では無く5月に平均時給を17ドルに引き上げたばかりであり、再度18ドルに上昇するということは約6%の昇給率となる。


単純に比較は出来ないものの、2022年の全米の平均昇給率が約3%と言われている中で、この昇給率は非常に高い数値である。


さらにポジションによっては最大3,000ドルの雇用ボーナスも提供するようだ。


ただしアマゾン社の最低賃金は15ドルから変わらず、今回の対応は一時的かつ限られたポジションの従業員のみに適用されるようである。


法規制の見直しによる最低賃金の上昇に加え、雇用マーケットの状況も要因となり、給与が高騰してきている。

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