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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

失業保険の打ち切りと雇用の関連性

9月6日まで提供が可能なパンデミック失業保険が、人員不足の大きな要因となっているとして26州がこれまでに前倒しで提供の打ち切りをしている。

既にパンデミック失業保険(週300ドル)の打ち切りがされてから1か月以上経過している州も多くある中で、雇用市場への影響はどれ程あったのだろうか。


打ち切りをした州政府の目論見とは異なり、実際にはこの打ち切りによる雇用促進は見られず、パンデミック失業保険は人員不足の要因では無かったという分析結果が給与サービスを提供しているHomebase社とUKG社より発表されている。


パンデミック失業保険の早期打ち切りに反対をしていた経済学者等は、Covid-19の職場復帰の不安、介護義務、早期退職等の失業保険とは別の理由が要因であるという見解を示している。


9月6日の時点でパンデミック失業保険を含む失業保険の受給をしている失業者が約750万人と見込まれているが、デルタ株の不安が増加をしている状況を考慮すると、人員不足はまだ継続することが予想される。

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