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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

Restaurant Revitalization Fund (RRF: レストラン活性化基金) 

American Rescue Plan(コロナ関連での経済助成金支援プラン)の一環として、レストランへの融資を目的とした286億ドルのRestaurant Revitalization Fund (RRF: レストラン活性化基金)。

まだSmall Business Administration(中小企業庁)からの正式なガイダンスが発表されていないため、現時点で申請をすることは出来ないが、全米レストラン協会からFAQが発表されているため、同プランの重要な点を以下にまとめてみた。

  • 助成金の最低支援額:1千ドル

  • 助成金の最高支援額:500万ドル、事業全体では1千万ドル

  • 対象期間:現状では2020年2月15日から2021年12月31日までに発生した条件を満たす費用に対しての使用が可能となっているが、業界自体の回復状態を考慮した上で2023年3月11日まで14か月間の延長の可能性がある。

  • 対象企業:基本的にはレストラン業態は対象となるが、①非営利団体、②旅館、③ビール醸造所、④ベーカリー、⑤ワイナリーは助成金受給対象について限定される可能性がある。また恒久的に閉鎖されている企業や再建計画の無い企業は対象外。

  • 助成金額の計算方法:「発生した経費(条件に合った)」―「総売り上げ高」―「PPPローン額」=助成金

PPPで融資をされたローン額はRRFの資金総額から控除されるが、Economic Injury Disaster Loan(EIDL)やEmployee Retention Tax Credit(ERTC)での支給額は控除されることは無い。


今回のRRFはマイノリティや女性、ベテラン(退役軍人)により経営されている企業に対しての申請が優遇されるが、対象となる企業は条件を満たしていることを証明する必要もある。


また、助成金は所得税の対象外であるが、連邦税での控除の対象とはなるようである。


正式なガイドライン、及びに申請の受付は今月末と予想がされている。

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