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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

NFL無観客試合とレストランの売り上げ

アメリカの国民的スポーツ、プロのアメフトリーグであるNFLが開幕して3週目。

プロのアメリカンフットボールのリーグであるNational Football League(NFL)がシーズン開幕をしたのが9月10日の木曜日。

NFLは毎週日曜日に最も多くの試合が開催され、木曜日、月曜日(稀に土曜日)に数試合ずつが開催される。

今年はCOVID-19の影響でシーズンが予定通りに行われるかが関心を集めていたが、最終的には様々な制限を設けた上で例年通りの時期に開催された。

先に開幕もしくは、再開がされていたNBAやMLBと同様にその多くの試合は無観客試合となっているか、観客の大幅な人数制限を行った上で、試合が行われている。今年から本拠地をCA州オークランドからNV州ラスベガスに移したLas Vegas Raidersは早々に今シーズンを通しての無観客試合を発表している。

アメリカン・フットボールはスポーツに関心が高い米国において別格の人気を誇り、カレッジフットボールがプロスポーツを凌ぐほどの人気であり、NFLは4大プロスポーツ(NFL, MBL, NBA, NHL)の中でも最も観戦されているスポーツでもある。

無観客試合でゲームを行うことで、観客収入(スタジアムでの飲食やグッズ購入等)は大きく減るものの、収入の核となるテレビの放映料が支払われることはチームにとって大きな収入となる。

無観客試合により大きな恩恵を受けるのが、飲食業であると言われている。これはスタジアムで観戦出来ないファンが自宅で毎週日曜日の試合を観戦することにより、食べ物のデリバリー需要が増えるためである。

PredictHQ社の調査結果によると、9月10日の木曜日のシーズン初日の試合のみで5億ドル、今後毎週日曜日には10億ドル程度のNFL観戦によるレストランの売り上げ増加予想が立てられている。

需要が増加する食べ物として、ピザとチキン・ウイングが全体の約半数を占めており、ファースト・フード、BBQリブス、サンドウィッチ、タコスとアメリカンな定番アイテムが続く。

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