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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

5月には370万人以上が外食

日本の食べログと同様の外食アプリであるYelp社によると、5月にYelpアプリを使用して外食をした人の数は370万人となりCOVID-19以前の記録をも上回る過去最高人数となったようである。

Yelp経由でレストランの予約をした人数は2019年5月と2021年5月の比較では、48%の増加率となっている(ちなみに2020年5月と比較すると20,000%以上の増加率)。


また新規レストランの開店、飲食業の参入も増加傾向にあり、2021年5月の1か月間で約6,600件(昨年対比42%増加、2019年比21%減少)となっており、閉店していたレストランの再開は2021年4月に1万6,500件でCOVID-19を乗り越えたレストランの需要が高まっていることが分かる。


ワクチン接種率が増加する中で、消費者が外食や店内・店外飲食に対しての安心感を増しており、また夏になり天候が良くなったことも大きな要因となっている。


レストランの需要が高いのは良いニュースであるが、今最も高いハードルが人材不足である。需要の高まりにより再開をしたものの、人手不足によりフルキャパシティで再開が出来ないというレストランも多いようである。


COVID-19禍でレストラン従業員の1/3が他業界に転職をしており、4月にはレストラン・宿泊施設関連で約35万人の求人が出ている状態である。


300ドルの連邦失業保険の打ち切りをする州もあるが、例えばカリフォルニア州では予定通り9月のレーバーデイまで給付が継続されることになっている。


レストランの需要に追いつくだけの人材が確保され、人手不足が解決されることが望まれる。

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