企業への給与計算サービスを提供している米大手ADP(Automatic Data Processing)社が発表した全米雇用報告、2021年6月の民間雇用者数は69.2万人の増加であった。
予想60万人を上回り、特にニューヨーク州やカリフォルニア州で6月中旬以降にCovid-19規制が緩和されリオープンが進んだことが要因となっていると考えられる。
レジャー業界が33.2万人増加で最も雇用を増やした業界となっている。
既に300ドルの連邦失業保険を打ち切っている州も多く、また7月中旬までに打ち切ることが決定している州も多いので、7月中旬以降で求職者が増加する可能性が高い。現在求人数が900万件以上あるので、求職者が増えれば必然的に雇用者数増加することが見込まれる。
7月2日(金)にはU.S. Bureau of Labor Statistics(米雇用統計局)の雇用統計の発表を控えており、予想は70万人増となっている。
「会社規模」
従業員数500名以上:24万人増
従業員数50名-499名:23.6万人増
従業員数50名未満:21.5万人増
「業界別」
レジャーとホスピタリティ:33.2万人増
貿易・運輸・公共事業:6.2万人増
製造:1.9万人増
教育・保険サービス:12.3万人増
専門職とビジネスサービス:5.3万人増
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