現時点で米国では、267万本のワクチンが接種され、国民の36.3%がワクチン接種の完了をしている。
バイデン政権は7月4日の独立記念日までに70%の住民が少なくても1回はワクチン接種を受けることを目指している。
数週間前は予約を取ることが非常に困難であったワクチン接種も、ロサンゼルス郡では予約無しでのワクチン提供が開始されたり、サンフランシスコ空港でも期間限定で搭乗者に予約無しのワクチン提供をしたりと、今後はワクチン接種に中立な立場やどちらかというと懐疑的な立場の人、接種をすることが難しい人へどの様に提供するかという観点から様々な取り組みが開始されている。
先日紹介をしてUberやLyftと提携してワクチン接種会場への無料ライドもその一環であり、これはワクチン接種会場まで行けない貧困層を主にターゲットとしてプログラムである。
ワクチン接種へのインセンティブとして州や民間企業が提供している例が以下である:
◦ オハイオ州
オハイオ州在住の18歳以上のワクチン接種をした住民から5名に対して
100万ドル(抽選は5月26日の水曜日から、5週連続で毎週水曜日に開催)。
◦ テキサス州ハリス郡
25万ドル分のギフトカードの提供(人数や制限は追って発表される予定)
◦ ミシガン州デトロイト市
ワクチン接種会場まで他人を送迎した人に対して、50ドルのギフトカード
◦ ウェストバージニア州
16歳から35歳のワクチン接種者に対して、100ドル貯蓄債権を提供
◦ メリーランド州
ワクチン接種が完了した政府職員へは100ドルの提供
◦ ニュージャージー州
ワクチン接種者は指定のブリュワリーで無料でビールを1杯配布
◦ ニューヨーク州
7日間有効のメトロカード、スポーツ観戦、市内の主要な観光地のチケット、ハンバーガーチェーンのShake Shackと提携してのハンバーガー無料配布等の特典
◦ イリノイ州
Six Flags Great Americaと提携によりワクチン接種をした住民に無料チケット5万枚を配布(チケット総額400万ドル分)
民間企業ではKrispy Kreme社がワクチンカードを提示することで無料でドーナツを配布、バドワイザー社はビールの引換券を配布するキャンペーンを実施中である。
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