$15のTarget

ディスカウント小売チェーンの大手、Target Corporationが17日、同社の最低賃金を時給$13から$15にすることを発表した。

2017年には$11、2019年には$13とTargetでは過去3年にわたり社内の最低賃金の調整を定期的に行っている。

NY州やCA州では州別の最低賃金見直しスケジュールがあり、既に時給が$15に到達している場所もある中で、企業として最低賃金$15というのは一つの指標となっている。

なお、連邦レベルでの最低賃金は未だに$7.25であり、比較するとTargetの設定した最低賃金の価値が良く分かる。

AmazonやCostcoでは既に社内の最低賃金基準を時給$15に設定しているが、Walmartは時給$11である。COVID-19で多くの会社では雇用維持がままならないこのタイミングでの最低賃金値上げ発表は、今後の採用活動において有利な立場になることに加え、会社のPRの面でもポジティブに働く。