top of page
  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

スミスフィールド・フーズ社

先月世界最大の豚肉加工業者、スミスフィールド・フーズ社でのCOVID-19関連がニュースで報道された。

食肉工場の閉鎖によって肉の値段が高騰したという事でも話題となったが、ミズーリ州での工場でCOVID-19の蔓延から労働者を保護する義務を怠ったという事でスミスフィールド・フーズは訴訟を起こされていた。


連邦地方裁判所は、この訴訟を棄却している。


訴訟内容はスミスフィールド・フーズ社がミズーリ州ミラノの工場でCOVID-19の感染を防止する為の適切な措置を取らなかったことにより、労働者と周辺地域を危険にさらしたというものであり、労働者は以下(一部記載)を要求していた。


o マスクの提供

o ソーシャル・ディスタンスの徹底

o 労働者の作業中の手洗いの許可

o ティッシュの提供

o COVID-19の症状がある際の休暇方針の変更


裁判所はCenters of Disease Control and Prevention (CDC)とOccupational Safety and Health Administration (OSHA)が食肉工場向けのガイダンスを発表した際に、スミスフィールド・フーズ社は訴訟で要求されていた多くの措置を取る事をとり、工場でのリスク軽減に努めていたことを講じている。


ミズーリ州ミラノの工場では1,700人の労働者がいたが、感染をしたのはごく一部であった為、大規模な食肉加工工場がCOVID-19感染を蔓延していたことの懸念からの訴訟であった事が考えられる。

bottom of page