今後オフィス再開に伴い、従業員の出社を現実的に検討が可能な状況になっている。
1年半近くに渡りリモートワークや在宅勤務での習慣を変えることや、また多くの従業員が継続してリモートワークや在宅勤務を希望している状況であることを考慮するとオフィス再開には一定のハードルがあるように思える。
同様に各州や各都市でのCOVID-19の規制(マスク着用やワクチン接種証明等)を、どの様に取り入れるのかという点も検討が必要である。
このような中、既にオフィス再開を経験している中小企業からのアドバイスとして紹介されている方法がある。参考になる点も多いためここで取り上げることとする。
◦ オフィス出社のテスト再開
各部署、または少人数ずつのグループ分けをした上でオフィス再開をテストとして行い、従業員から追加したほうが良いルールやアイテムを聞き取っていく。何度か繰り返すことでコミュニケーションが円滑となり、多くの従業員が納得したオフィス環境を整えることが可能となる。
元々オフィス出社をしていたとは言え、1年半弱のブランクがあることから、従業員を巻き込んだ上での再開を開始することが望ましい。
◦ 段階的に再開
核となる従業員やオフィス勤務が必要な従業員を先にオフィス出社させた上で、段階的に再開をしていく。テスト再開の方法と同様、少人数の間に潜在的な問題の発見・解決を行うことが可能となる。
◦ リボーディング
新しい従業員に対して行うオン・ボーディングのように、リボーディングをチームとして行うことでCOVID-19期間中に雇用をした従業員に対して同僚を紹介したり、会社のポリシーや手順を再度皆で共有をすることで社内での意識合わせを行うことが可能となる。
リボーディングは1年半弱の間にほとんど顔を合わせることがなかった従業員間のコミュニケーション再生に向けた新鮮な取り組みである。COVID-19中に新規で雇用をしていない企業にも推奨される。
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