従業員が思う忠誠心と、会社が考える忠誠心には大きな隔たりがあったりする。
最近どこぞの方が終身雇用は守れないという発言をした事で、色々と波紋をよんでいるそうだが。まずアメリカにいると、そもそも終身雇用なんていう考え方をしている人の方が少ないし、条件含めて検討をしてジョブ・ホッピングをする人が一般的である。そんな中で会社の忠誠心についてどう考えているのか!?という面白いとある調査結果がある。
2018年にミレニアルと非ミレニアル従業員では、ミレニアルの方が仕事を変更している確率が3倍ほど高く、91%のミレニアルの従業員が今後3年は同じ会社に居る事はないという回答を行った。そしてWorkfoceによる調査結果によると、回答者の80%が忠誠心という定義が前とは異なっていると感じているようだ。
特にミレニアル世代ではそれが顕著で、10年いようが10か月であろうが、与えられた仕事を行いその仕事を終了した時点で会社への恩義は尽くしたと考え、それ以降は会社と自身はイコールの関係であると認識するようである。
これまで以上に従業員との対話が重要になり、その中で特に優秀な従業員に対しては、きちんと意見を聞き、会社のプランでその従業員がどの様に当てはまるのかというようなキャリアを一緒に思い描いてあげる事が必要である。
プランをする場合も、5年や10年という期間ではなく、今は3年が長期プランと考えている従業員も少なくない事を念頭に置くべきであろう。
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