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  • 執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

ドライブスルー

COVID-19との共生が必要となる現在、ファーストフードチェーンにとってドライブスルーがその成長に欠かせない戦略となっている。

直近の四半期にて米国マクドナルド社の注文の90%はドライブスルーからであり、チェーンの売り上げ回復に多大な貢献をしている。

この様な状況下でシェイクシャック社、チポトレ社、パネラ・ブレッド社もドライブスルーへの投資を継続して行っている最中である。

3月中旬からのSafer at Homeの影響によってレストラン業界の売り上げは大きく下落した。その後4カ月半ほど経過した現在で、売り上げ回復に貢献している(場合によってはコロナ前の売り上げに戻っている場合もある)大きな要因の一つにドライブスルーが備わっていたかどうかという点が挙げられる。

NPD Groupの調査結果によると、4月、5月、6月にフルサービス・レストランへの訪問者数は47%減少した。他方で、ファーストフード含むクイックサービスレストランではテイクアウトとドライブスルーという要因があったため、減少幅は17%なっている。

先にあげた米国マクドナルド社においては4月の売り上げが19%強減少したが、6月には前年度比2.3減にとどまった。

チポトレ社ではデジタルで注文が可能な“Chipotlane”と呼ばれるドライブスルーを追加し、今後も増やしていく予定であるとしている。

先々の状況が不透明な中で、非接触型で注文が出来るドライブスルーがビジネス上、有望であることが証明されたと言える。

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