カリフォルニア州アナハイム市のディズニーランドは2020年中の再開が遠のいたようである。
フロリダ州オーランドのディズニーワールドは4か月の休園後、7月に再開したのに対し未だに再開の目途が立たないカリフォルニア州アナハイム市のディズニーランドは既に7カ月間、休園中である。
この状況からも各州や各都市でのCOVID-19に対するアプローチが大きく異なることが分かる。
そんな中、昨日10月20日にCA州の保険当局はディズニーランド含むテーマパーク再開のガイドラインを発表した。このガイドラインに基づくと、2020年の再開への希望は少なくなり、また2021年夏以前の再開すら難しいかもしれない。
ディズニーランド、ユニバーサルスタジオ・ハリウッド、レゴランド、シーワルド・サンディエゴ、シックスフラッグ等、多くの大規模なテーマパークも同様の状況である。
カリフォルニア州の経済再開指標はFour-Tier Color-Codeという色分けされたガイドラインで管理・監視されている。大規模テーマパークはこのガイドラインの再開指標にさえ含まれていなかった。10月20日の発表にて、テーマパークが初めてこのシステム内に組み込まれたことになる。
新たに加えられたテーマパークは小規模テーマパークと大規模テーマパークが別々に分類されている。
◦ 小規模テーマパーク:15,000人未満の定員。所在している郡がオレンジ色(Moderate)に分類された場合、25%または500名の少ない方の定員制限をもって(同郡に住む住人のみ入場可能)屋外のアトラクションのみの再開許可。
◦ 大規模テーマパーク:15,000人以上の定員。所在している郡が黄色(Minimal)に分類された場合、25%の定員制限の上で再開許可。
ディズニーランドのあるアナハイム市はオレンジ郡に所在する。現在オレンジ郡は赤色(Substantial)に分類されており、ディズニーランドの再開をするには2つの階層の移動が必要となる。
階層が移動するためには各2週間、基準を維持している必要があり感染者数や感染率が増加傾向にある現状では達成は容易ではないように思える。
例え階層が移動して再開許可がされた場合でも、ディズニーランドはキャストの再訓練等が必要であることも示唆している。ディズニーランド含めた大規模テーマパークの再開がされる頃には、COVID-19の騒動も一段落がついているであろう。
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