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執筆者の写真榊原 将/HR Linqs, Inc.

PEOとASO:選択肢はあるわけで。

PEOとASOという言葉を聞いた事があるかもしれないが、一体全体何のことなの!?


最近ちょくちょく聞く事があるPEOとASOという言葉。両方とも会社の人事や経理、総務的な事に役立つ為にあるサービスで、一つの選択肢として会社は検討する事も可能である。

まずはPEO、これはProfessional Employer Organizationの略語。アメリカでは特に認知されているアウトソーシング形態の種類である。PEOを提供している会社が、提供をされている会社の従業員を共同雇用という形で管理をする方法である。


例えば従業員数の少ないA社がPEOを提供している企業にサービスをお願いすると、A社はPEOのネットワークに加入している別企業の一社となる。


A社の従業員数が5名、PEOネットワーク全体の従業員数が995名であった場合、PEOネットワーク内では1,000名の従業員数となり、例えばグループ保険に加入をする場合でも5名の従業員数の会社では購入が出来ない程良い保険を購入出来たりする。


他方でA社はPEOネットワークの1社になるので、ネットワーク上の他の会社とも責任やコンプライアンスを共有する為、会社の好きなようにポリシーを変更する事が出来ないや勝手に雇用やレイオフを行えない等のデメリットもある。管理は簡単だが、この部分がまだPEOが認知をされているが爆発的にサービスとして広がらない理由の一つである。


もう一方のASO、これはAdministrative Service Organizationの略語。基本的にはPEOと同様のサービスなのだが、最大の違いは共同雇用という形(契約)にはならない事。つまり、経理、人事、総務等々の全てのサービスを一任しているが、一つのアウトソーシング会社の位置づけとなる。PEOとは異なり基本的な最終決断は会社になるので、責任や決定件はそのまま会社にある。


会社の特にベネフィットの部分をどの様にコントロールしたいのかという点が、最大の焦点になるが、まずは自社で行いつつPEOやASOというオプションも考慮するというのが賢いやり方なのではなかろうか。

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