Great Resignationという言葉が認知され始めてから今まで、多くの企業では人材戦略において「採用」が最優先事項の一つであった。
2023年の見込みでは、採用は現在8位まで後退しており、企業の人材戦略にも変化が見えてきた。
大手企業でも採用の凍結を発表したり、場合によってはレイオフの発表をしているのが現状である。
新たな人材の採用に代わって、企業が最も重要視するのが「人材維持(リテンション)」への取り組みである。
ある程度採用が落ち着いてきている中で、今度は現在いる(特に)優秀な人材の流出をどのように防止するかが焦点になりそうである。
最新のデータ(9月)でも、引き続き400万人以上の退職・辞職があったというJOLTSレポートもある。
いつの時代でもそうだが、優秀な人材の流出は非常に大きな影響をもたらす。
特に限られた人員で企業を運営している場合は、その影響が顕著に表れる。
報酬額に加え、その他の部分でも企業の魅力度を高める必要がある。
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